紫陽花と雨

静かに甘い、雨の時間

梅雨の雨はいのちの水。木々や花々が種子を実らすまでの成長にかかせない水分です。大地が潤い、土と草のむせるような濃い空気は、甘く、濃厚なひととき。雨の音を聴きながら、お部屋に飾ったお気に入りの木版画作品をゆっくりと眺める、そんな1日を過ごしてみて。

Hydrangea and rain

優しい雨色

降り始めた雨空の下、ぽつぽつと開いていく傘を花に見立てました。傘の模様には、雨の似合う紫陽花を描いて。

木版画 原田裕子「雨の花」

リズミカルなデザイン

雨に濡れると、より一層艶のある表情を見せる紫陽花。緑と紫それぞれをベースにして、モザイクのように色彩をならべました。お気に入りの色を選んで。

原田裕子「紫陽花つなぎ」シリーズ

色とりどりの風景

雨模様にも映える色とりどりの京和傘。京都では今もなお花街や歌舞伎、茶道などで多く見られます。京の都の華やかさをあなたのお部屋に。

木版画 加藤光穂「京都時間 wagasa」

Kyoto on a rainy day

しとしとと降る雨に、夏の気配を感じる梅雨。傘が花のように咲き乱れる街角では、どんよりとした空とは対照的な色鮮やかさに目を奪われそう。

原田裕子「季節の木版画 傘つなぎ」