職人便り

竹笹堂の木版職人が技法や歴史のご紹介と共に、作品を制作する想いや、ふだんのでき事をお話します。

摺師と水
摺師・森愛鐘

 木版画の摺りには水の存在が欠かせません。摺る際には和紙や版木に水を含ませた状態を保って作業を進めますし、絵具で美しいグラデーションを作れるのも水のおかげです。和紙も版木も絵具も、適度に水を含んでいるとよく言うことを聞いてくれますが、少しでも過不足があると途端に聞き分けが悪くなり、良い摺りができなくなります。作品が完成すると水は蒸発して消えてしまいますが、摺師にとって水は、素材との間を取り持って共に作品を作ってくれる相棒のような存在です。

ふたつ桃

うまく水を使いこなすと美味しそうな桃の質感も木版で表すことができます。

作者原田裕子

5,500円(税込)から

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冨嶽三十六景 凱風快晴

浮世絵の中でもとくにグラデーションの美しさが際立つ逸品。朝日に輝く富士の雄大な姿に見惚れてしまいます。

作者葛飾北斎

13,200円(税込)から

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NATSUMI

木版画にとっても、人間にとっても、お魚にとっても、水はなくてはならない存在ですね。

作者森愛鐘

8,800円 (税込)から

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