職人便り

竹笹堂の木版職人が技法や歴史のご紹介と共に、作品を制作する想いや、ふだんのでき事をお話します。

光の形
彫師・野嶋一生

 光そのものに形があるかどうかはまだわかりませんが、光が当たっている部分の形は描くことができます。その形がどのようになっているかでモチーフを捉えることは西洋的な感覚で、近世より前の日本にはなく、近代的なものの見方と言えます。これが東洋で長く培われた水性木版の技法と組み合わさることで洋の東西を超えた現代的な表現を生んでいると思います。 

Nyoigadake

光の層が重なることで、窓のような明かりを感じる作品です。

作者竹中健司

26,400円(税込)から

商品詳細

ふたつ桃

じんわりと光るような桃の質感。並列の構図も現代的です。

作者原田裕子

6,600円(税込)から

商品詳細

3.kakusu

夕焼けは横から光があたるので、違う世界のようにもみえます。

作者野嶋一生

16,500円(税込)から

商品詳細

バックナンバー