京都てくてく、ひとめぐり。
2023年バックナンバー

睦月

注連縄

 年末からお正月に各家々の玄関にみられる日本の伝統「注連縄(しめなわ)」。その役目は神域と、外界を隔てる境界線。邪を祓い、不浄なものを防いで家内安全を祈願します。竹笹堂では、藁細工作家 花背WARAによる京都ならではの注連縄「ちょろけん」を店先に飾ります。ちょろけんとは、江戸時代に京都で流行した大道芸人のこと。愛嬌のある形に笑顔がこぼれます。2023年の招福を願って。

寿

赤い紙にぽってりと金を摺った作品。ハレの日にぴったりな京版画らしい一枚です。

摺師竹中清八

11,000円(税込)から

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京都時間 nebikimatsu

京都の旧家や社寺などでお正月の松飾りにみられる根引き松。キラ(雲母)を摺って仕上げた、京都らしい華やかさです。

作者加藤光穂

2,200円(税込)から

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季節の木版画 はなびら餅

京都のお雑煮は白味噌。そのお雑煮になぞらえて白味噌あんと甘く炊いたごぼうをお餅で包んだ和菓子です。

作者原田裕子

2,200円(税込)から

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如月

京都マラソン

 京都の2月の風物詩として定着してきた京都マラソン。3年ぶりに都大路を全国のランナーがゴール目指してひた走ります。実は、何年か前、偶然にも当選して走った経験があります。その時身をもって感じたのは、京都盆地は平坦ではなくアップダウンに富んだ地形なんだってこと。ジワジワと上がったり下がったりする坂道が初心者ランナーにはきつかった。でも、送り火の五山をはじめとする山々が随所で見えるのは、盆地を見慣れている市民としてはホッとして、京都を走っているなという気持ちになったことを思い出します。 走って知る京都もおすすめです。

Sakura Arashiyama

コース最初の観光名所 嵐山・渡月橋。桂川沿いは走るのですが、渡月橋の前は走りません。でも、「渡月橋」ってプラカードで、あの橋だなって知ることができます。

作者竹中健司

22,000円(税込)から

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Kamo-River

コース20km〜30kmあたりで加茂川を走ります。ここは、京都市民のランニングコース。当日は、河川敷には応援の方々が集まっていて声援をおくってくれます。

作者竹中健司

11,000円(税込)から

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Nyoigadake

コースも終盤に入ると東の方向に見えてくる如意ヶ嶽。五山の送り火「大文字」で有名です。今の時期は、まだくっきりと「大」の文字が見えるかもしれません。

作者竹中健司

22,000円(税込)から

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弥生

引千切

 京の雛祭りのお菓子といえば「引千切(ひちぎり)」。ひしゃくになぞらえた形に赤や白のきんとんが華やかです。引き千切って形作ることが名前の由来だそう。菱餅と同じく赤は桃の花、白は雪、緑は新緑を表して春の訪れを祝います。伝統にふれると、ひとつひとつに意味があり、季節の移ろいや日々の暮らしを大切にしていたことを感じます。この春は、心新たに毎日を楽しみたいものです。

手摺り木版画のじゃばら帖 菱餅

木版印刷ならではの飛び跳ねるように鮮やかなピンクが可愛いデザイン。不動の人気です。

作者原田裕子

3,190円(税込)

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季節の木版画 あられ

春を感じる爽やかなライトブルーが印象的。和菓子をフレンチカラーで魅せて。

作者原田裕子

2,200円(税込)から

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懐紙 色あわせ 桃

桃色と新緑の緑を紙端にあしらった、さりげなさが京都らしいアイテム。カバンに忍ばせておくと何かと便利◎

作者森愛鐘

660円(税込)

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卯月

お花見

 京都のお花見といえば、豊臣秀吉が山城醍醐寺で催した花見の宴が有名です。また、丸山公園や平野神社なども人気のお花見スポットですが、今回は地元民だけが楽しむ穴場をご紹介♪左京区の出町柳より北に下鴨神社の東側を流れる高野川。この川沿いの土手には出町柳〜北山通まで桜並木が続きます。シーズン中は川沿いの道路が渋滞になるほど。花筏を眺めながらの散策が風流でおすすめですよ。

京都名所之内 あらし山満花

四季を通して風景を楽しめる嵐山も桜スポットがたくさん。世界遺産の天龍寺や嵐山公園が人気です。

作者歌川広重

13,200円(税込)から

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季節の木版画 春をどり

春、京の花街では芸舞妓の踊りが開催されます。華を愛でにゆくのも、また一興!

作者原田裕子

2,200円(税込)から

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版画絵ハガキ 桜

木版画の版木(はんぎ)に使用する木は山桜。美しいだけではなく、桜は私たちの暮らしに身近な存在です。

作者原田裕子

385円(税込)

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皐月

葵祭

 4年ぶりに、京都御所より下鴨神社を経て上賀茂神社へと、「葵祭」の平安絵巻さながらの優雅な行列がねり歩きます。お祭りの名前の由来となった「二葉葵(ふたばあおい)」は、「賀茂社」の御神紋で、神と人を結ぶ植物として大切に護られています。行列では、「葵桂」と呼ばれる二葉葵の葉を桂の小枝に絡ませたもので、勅使、供奉者の衣冠や御所車などを飾ります。その数、なんと1万本だとか!その二葉葵も現在では鹿・モグラなどの獣害被害や異常気象で、自生はほとんど育たず、境内の庭や全国各地の方が育成のサポートしているそうですよ。

季節の木版画 葵の庭

5月の新緑あぶれる季節に行われる葵祭。葵は古語で「あふひ」と読み、「あふ」は出逢い、「ひ」は神様を示すことば。つまり、この日は神様に逢う日なんですね。

作者原田裕子

3,300円(税込)から

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木版和紙 葵の音

二葉葵は、ハート形の可愛い葉っぱが2枚、春になると薄紅紫色のコロンとした小さな花をつけるそう。

作者原田裕子

1,595円(税込)

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版画の絵はがき 京の風物詩 流鏑馬神事

毎年5月3日に下鴨神社で開催される「流鏑馬神事」。狩装束の射手が疾走する馬上から鏑矢(かぶらや)を射る姿は圧巻です。

作者野嶋一生

440円(税込)

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水無月

暑気払い

 2023年も半年を過ぎました。京都では6月30日に無病息災を祈願して大きな茅の輪(ちのわ)をくぐり、この半年間の穢れを祓い清める「夏越しの祓(なごしのはらえ)」が神社で執り行われます。この日には氷に見立てた三角の白い外郎に小豆をのせた「水無月(みなつき)」を食べて暑気払いをします。かつての宮中で貴重であった氷を食べて暑気払いをした風習が、氷を水無月に見立てて庶民にも広がったそう。この時期だけに登場する水無月もあるので、名店の食べ比べも楽しいかもしれませんね♪

ブックカバー 水無月

並んだ水無月がモダンなデザインみたい!木版画の柔らかな線が何とも美味しそうに魅せます。

作者原田裕子

1,595円(税込)

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木版風鈴 おしらべ

暑気払いのアイテム代表といえば風鈴。涼やかな音色を聞けば暑さも忘れちゃいそう。

作者原田裕子

4,400円(税込)

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【限定品】京うちわ 富嶽三十六景神奈川沖浪裏

あおぐだけではなく、風流な図案は飾っても涼感を演出してくれます。

浮世絵師葛飾北斎

7,920円(税込)

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文月

御手洗祭(みたらしさい)

 文月、蒸し暑さは急上昇し、あいさつは「今日も暑おすなぁ」が決まり文句となる京都。土用の丑の前後、下鴨神社では御手洗祭(足つけ神事)が行われます。平安時代の貴族が夏の疫病や穢れを祓ったのが起源とされ、御手洗池の湧き水に足を膝まで漬けて無病息災を願います。今年は、7月21日(金)〜7月30日(日)に行われますよ。ちなみに、みたらし団子は、この池の清水から湧き上がる水の泡をかたどったのが始まりだとか。参拝の後の甘いもの、こちらも見逃せませんね。

Mitarashigawa

この赤い橋をくぐり進むと御手洗池。冷たい湧き水に足をつけると蒸し暑さがスッと引いてきます。お祓いの神様に参拝した後、ご神水を飲み身も心も清めます。

作者竹中健司

26,400円(税込)

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浮世絵和紙 京都名所之内 糺川原之夕立

江戸時代には、下鴨神社社内の糺ノ森、御手洗川の辺りに納涼の茶店があったようです。骨線(アウトライン)の版木には描かれていませんが、実際の浮世絵作品には夕立の激しい雨が描かれています。

浮世絵師歌川広重

1,595円(税込)

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木版和紙 水模様

御手洗池の下には、少し苔ついた玉石が敷き詰められています。人が歩くたびにゆらゆらと揺れる水の波紋が玉石に反射してきれいです。

作者原田裕子

1,045円(税込)

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葉月

納涼川床

 この時期の楽しみといえば、川の上に板の間を張り出し、屋外で料理を味わう京都の川床。川床と書いて「ゆか」と呼ぶのは鴨川エリア、同じ字でも「かわどこ」と呼ぶのは貴船や高雄のこと。川床は京都の人にとっても少し特別な席。川床でご飯、となると大人っぽい服を選んだりと、いつもよりお出掛け感もアップ。その始まりは、広重の浮世絵に描かれているように江戸時代初期だそう。耳を澄ませば、絵の中の楽しげな声が聞こえてきそうです。さぁ、夜の灯の中、川のせせらぎに涼を感じながらグイッと一杯どうぞ♪

京都名所之内 四条河原夕涼

クーラーなんてない時代、人々はモノに頼らず、日々の暮らしの中で季節を楽しんでいました。賑やかな宴会シーンを眺めていると冷たいビールを・・流し込みたくなりますね。

浮世絵師歌川広重

1,595円(税込)

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京うちわ 朝顔つなぎ

暑い時には涼をとるアイテムも欠かせません。涼やかな色とデザインは、飾っても良し◎

作者原田裕子

6,600円(税込)

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MOKUHAN 竹笹堂×永楽屋コラボ 手ぬぐい「Moon and Pondlily」

月の光にキラキラと光る、池に浮かぶ睡蓮の葉を表現した木版画を手ぬぐいに。その情景は涼感を演出してくれそう。

作者竹中健司

1,650円(税込)

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長月

秋の七草

 残暑が厳しい9月も、朝夕の気配に秋の訪れを感じます。秋にも七草があるのをご存知ですか?「萩、尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗」どれも日本に古くから存在する植物で、由来は万葉集で山上憶良が野山に咲く花を歌ったのが元だとか。そのうちのひとつ、藤袴。京都では、野生種は絶滅を危惧されていましたが、人々の保全育成により現在では広がりをみせています。小さいピンクの花がたくさん咲く藤袴のスモーキーな甘い香りに誘われてツマグロヒョウモンやアサギマダラが集まり、その光景はまさに小さな楽園のようです。

ちいさい秋みつけた

京都には秋の花々を愛でることができる寺社仏閣や公園がたくさんありますよ。散策してみてはいかがですか?

作者原田裕子

13,200円(税込)

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Garden2

お気に入りのフレームに入れて、お部屋にも秋の彩りを!

作者原田裕子

6,600円(税込)から

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木版和紙 撫子

撫子の大胆なパターンは、ポスター感覚で飾るのもオススメ。

作者原田裕子

1,045円(税込)

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神無月

鞍馬の火祭

 「サイレイ、サイリョウ」若者の勇ましい掛け声と共に松明の炎が由岐神社の山門前に集まる10月22日。毎年この日に京都三大奇祭のひとつ「鞍馬の火祭」が行われます。その昔、御所に祀られていた由岐神社を鞍馬に遷宮する際、無数の松明を焚いた御遷宮の行列があった故事に由来するそう。京都では珍しいこの勇壮なお祭りのほかに天狗伝説、源義経ゆかりの地、はたまた温泉まで!京都に住む人も小旅行気分で楽しめる鞍馬に、この秋の散策は少し足をのばしてみませんか。道中の景色もおススメのローカル線、叡山電鉄で向かえば旅気分は最高♪

ブックカバー やかん天狗

天狗をやかんに見立てた、何とも愛らしいデザイン。こんな天狗なら怖くないですね◎

作者原田裕子

2,090円(税込)

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季節の木版画 火縄

大晦日に京都では、をけら詣りで御神火を火縄に移して持ち帰り、家の神棚の灯明や雑煮作りなど新年を迎える火種にします。

作者原田裕子

3,300円(税込)から

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Gohey

元々は神への貴重な捧げ物を意味する御幣(ごへい)。祇園祭では鉾や山に見られ、神の依代として神事で用いられています。

作者竹中健司

26,400円(税込)から

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霜月

御所の小道

 京都御所を囲む京都御苑、私たちは親しみをこめて「御所」と呼んでいます。春は桜、秋は紅葉、四季折々、子どもからおとなまでみんなの憩いの場となっています。その敷地内の砂利道に、自転車一台ほどの幅の白い線がくっきりと刻まれた一本の道があるのをご存知ですか?御門から御門へと自転車が何度も通ることで自然にできた轍(わだち)は、自動車が入れないので安全な抜け道。市民にとっては毎日の通勤通学路となっています。

季節の木版画 吹き寄せ

苑内の紅葉の見どころのひとつ「母と子の森」。屋外に設置された本棚に、絵本や図鑑などの本が置いてある「森の文庫」があります。

作者原田裕子

3,300円(税込)から

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季節の木版画 山茶花小道

葉っぱが赤く色づく頃、あちらこちらで赤や白の花をつける山茶花。西園寺邸跡や児童公園周辺など、苑内各所で見かけることができます。

作者原田裕子

3,300円(税込)から

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GOSHO

約100ヘクタールにも及ぶ広大な敷地の中には、京都御所、京都大宮・京都仙洞御所、京都迎賓館があり、悠久の歴史が感じられます。

作者野嶋一生

16,500円(税込)から

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師走

レトロ・建築

 12月のイベントといえば、クリスマス!今回は、京の街ならではの楽しみ方をご紹介。役所、小学校、事業所、と、今もなお京都には明治〜昭和初期に設計されたモダン建築が、歴史を受け継いで保存されています。そのひとつが、教会建築。それぞれの様式が違うため、窓ひとつの装飾をとっても見るのは何とも新鮮。クリスマスの雰囲気を感じながら巡るのがオススメです。

ジングルベル

ろうそくの灯に心があたたかくなる作品。飾る場所を選ばない、木版画のツリーはいかがでしょう。

作者原田裕子

13,200円 (税込)から

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季節の木版画 クリスマス

サンタにトナカイ、主役たちが揃わないとクリスマスは始まらない♪

作者原田裕子

3,300円(税込)から

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アートカード 木馬

まるで、ツリーの下にそっと置かれたプレゼントみたいにキュートな木馬。飾れるカードでメリークリスマスを届けましょう。

作者原田裕子

1,595円(税込)

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