伝統を継承する若手職人のコラボレーション

京都で続く銘竹工房「横山竹材店」の竹細工職人「田中めぐみ」と木版印刷「竹笹堂」の木版摺師「森愛鐘」。京都伝統工芸のこれからを担うふたりがタッグを組んで作り上げました。

鈴を飾る竹細工は、茶色に染めた竹を使用し重厚な鉾の屋根に見立て、屋根の頂を留める藤かがりは、鉾建ての組み立て技法「縄がらみ」をイメージしています。
手摺り木版画で描かれた短冊は、宵山の夜、山鉾の提灯に灯りが点され、ゆらゆらと揺らめく情景を表現しました。日暮れの「宵空」と、夜更けの「鉾紅」の２種類からお選びいただけます。
竹の屋根に収まる南部鉄器の鈴は、祇園囃子の鐘のような涼やかな音色を奏でます。

それぞれの持ち味を活かした技術を巧みに使いながらも、若い感性から生み出された繊細でモダンな風鈴を作成しました。

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