水辺の木版画特集

                    

水辺の風景を描いた木版画作品

季節の変化とともに表情を変える水辺の風景は安らぎを感じます。水性木版画の表現を活かし、空間に爽やかな風を届ける一枚をご紹介します。

穏やかな大海を臨む雄大な作品

TOREMOLO / 森愛鐘

晴れた空に青い海 岬に灯台、漂う舟。いつもそこにあるようなどこにもないような、ニュートラルに心を鎮めて出会う風景。その一瞬の自然のグラデーションを水彩木版画で表現した。

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ARPEGGIO / 森愛鐘

太陽がゆっくりと西の大地に吸い込まれる。とたんに空はぐっと暗くなり、地平線は彩度を増し、夜の闇が押し寄せてくる。空と呼応して、河を覆う水面もまた美しく表情を変えてゆく。その一瞬の自然のグラデーションを水彩木版画で描いた。

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冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 / 葛飾北斎

渦を巻きながら崩れる荒々しい波と、遠くで泰然自若とした富士。動と静の風景に、西洋画法の遠近法を取り入れたダイナミックな構図が特徴です。また波の青色は、旧来の藍色とともに、当時西欧から輸入されたばかりの人工の顔料「プルシャンブルー」を使い分けています。

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竹中健司が描く京の都を流れる鴨川作品

River straight / 竹中健司

まっすぐに伸びる青のコントラストが美しい。はっとさせるほどまっすぐに伸びた青のラインの中に白が映え、絶妙な色彩バランスを生んだ本作は、川の流れとその永続性を思わせる印象的な仕上がりになっている。

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Aosanjyo / 竹中健司

鴨川のほとり青く広がる空の青さが鴨川を写し、静かな流れに沿うように広がる町並み。古より京都を見守る鴨川と作り出す青の景色。くっきりとした輪郭線に負われた建物と、木版技法「ぼかし」を効かせて動きを見せる空と鴨川とが立体感を生み出した。

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水辺の暮らし・生き物たちを描いた作品

Minamo / 竹中健司

降り注ぐ日差しから逃げるように、柳の影に隠れる色鮮やかな鯉とは対照的に、白川は淡い温白色。白濁していたかつての白川を、心の中に思い浮かべて描いた。

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lapislazuli / 竹中健司

作品に描いたのは夏鳥としてやってくるコルリ。青色の版を重ねることによって、豊かな濃淡をもつ瑠璃色の羽毛を、その柔らかな質感とともに表現した。

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